FXで、通貨の価値を表示方法から判断する方法

FXの通貨ペアにおいては、先に表記された通貨のほうがベースとなります。
ベースとなる通貨がどちらに動いたかということでも、高いか安いかが判断できます。

米ドル/円であれば、米ドルが先で円が後に表記されますから、この場合は米ドルがベースになっているといえます。
よって、米ドルが上がったら、ベースである米ドルの価値が高まったので「米ドル高・円安」。
米ドルが下がったら、米ドルの価値が低まったので「米ドル安・円高」となります。

上では米ドル/円で説明しましたが、あらゆる通貨ペアでも考え方は同じです。
ユーロ圏の通貨である「ユーロ」と、アメリカの通貨である「米ドル」のペアである「ユーロ/米ドル」の場合を見てみましょう。

ユーロ/米ドルのレートが1ユーロ=1.00ドルから1.10ドルになったら、1ユーロと換金できる米ドルの額は0.1ドル増加しています。
相対的にユーロの価値が高くなり、米ドルの価値が低くなったので、「ユーロ高・米ドル安」となります。

一方、ユーロ/米ドルのレートが1ユーロ=1.00ドルから0.90ドルになったら、1ユーロと換金できる米ドルの額は0.1ドル減少しています。
相対的にユーロの価値が低くなり、米ドルの価値が高くなったので、「ユーロ安・米ドル高」となります。

通貨ペアの表示方法で判断する場合も、同様です。
先に表記されるユーロがベースとなるので、ユーロ/米ドルが上がったら「ユーロ高・米ドル安」、下がったら「ユーロ安・米ドル高」となります。
一旦理解してしまえば、難解ではないでしょう。

そして、別々の通貨の交換比率である為替レートは、基本的に毎日動いています。
為替レートが動く理由はいろいろありますが、極論でいえば、「需要と供給のバランス」によって決められます。
つまり、人気のある通貨は買われ、人気のない通貨が売られることで、為替レートが動くわけです。

このように、為替レートの動きを市場の需要と供給のバランスに一任している通貨制度を、「変動相場制」といいます。

通貨制度には、変動相場制以外の物もあります。
例えば、自国の通貨を特定の外貨に対して、一定の為替レートで固定するという「固定相場制」という物もあります。
為替レートが固定されているということは、値動きがないということなので、FXで取引する意味はないでしょう。

また、一応は市場の需給バランスに一任しているものの、為替レートの変動幅が一定の範囲に収まるよう、その国の政府などが操作する「管理変動相場制」という物もあります。

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